SFショートショートを書いてみました

       

SFです。サイエンスフィクションというか、スペースファンタジーというのか。

私は、色々な作家のSFショートショートが昔から好きです。

ショートショートは何度か書いたことはありますが、人に読んでもらった事が

ありません。

今回、書いてみましたので良かったら、適当に読んでみてください。

         

【ある星での出来事】

         

C星ではバイオテクノロジーの進歩でAIと人間(C星人)が融合して、生物と

AIの境界がなくなり始めた。

始めは疾患の治療目的で行う医療行為だけであったが、そのうちエスカレート

していきAIの記憶力・分析力を持ったAI融合人間を作り出し、神の領域を犯し

始めてしまったことから歯車が狂い始めた。

          

富裕層の間でAI融合人間になることが流行し始めた。企業も争ってその

ビジネスに参入していき一大ブームとなった。

そして、AI融合人間は莫大なメンテナンス費用がかる為、金の為になんでも

する悪意を持ったAI融合人間が多く誕生していく。

AI融合人間は、莫大なメンテナンス費用はかかるが、半永久の身体を持つため

不老不死である。

不老不死なので、子孫は作らず作るのは自分の身体が物理的に破損や消滅した

時のための専用のスペアパーツを何体もストックしておくことが常識になって

いた。

いくら不老不死でも、体が大きく破損したり、焼けて消滅したりしたら、

死んでしまうからである。

また、C星のAI融合人間になれない一部の一般人はK星に移民することも

けっこうあった。

        

年月が経つと、K星に移住した一部の人間の子孫を除き、太陽系に存在する

知的生命体は悪意のあるAI融合人間達だけになる。

そして、AI融合人間の特徴は表面上は紳士であるという、誠に厄介な特性を

している真の悪人である。

        

AI融合人間同士は、利害関係が一致している時は、他のAI融合人間と絶大な

協力関係を結び行動する。

そうでないときは、お互い敵対視している。

        

K星に興味のないAI融合人間は、K星のコロニーでおとなしく生活している

僅かに残る人間とは表面上仲良くしていた。

AI融合人間はそんなK星なんかの住みにくいところではなく、もっと地球に

よく似た環境の住みやすいリゾート地になる星を探して旅立つのであった。

       

C星からできるだけ近いところで、条件が同等レベル以上の星を探した結果、

C星から白鳥座の方向、約500光年のところにC星とそっくりで住めそうな

星を見つけた。

ワープ航法を繰り返して、やっとその星に到着した。その星に降り立って、

注意深く観察すると、C星人とよく似た原住民がいた。

この星の一番の知的生命体であることを確認した。文明レベルは、C星で

いう石器時代レベルくらいであった。

侵略するのは非常に簡単である。

非常なAI融合人間は、その原住民に分解光線銃を照射することで先住民を

原子レベルまで分解し、一掃した後に自分たちが移住しようと考えていた。

       

その時である、何処からか、飛行物体が飛んできた。

テレパシーで脳に直接話しかけてきた。

「C星から来たのか。この星は侵略させない、早く出ていけ!!」と言って、

近くの岩を光線で瞬時に消し去った。

こいつも、原子分解光線をもっているらしい、戦うか?どうするか考えた。

また直接脳に話しかけたきた、「無駄な事はするな、貴船の分解光線銃は

使用できないように、こちらでコントロールした。」となんと、こちらの

考えもお見通しでる上にそんなコントロールもできるみたいである。

これは、勝ち目がなさそうなので帰ろうと考えると。

又直接脳に「よろしい、帰りなさい。そうすれば見逃してやる。」

AI融合人間は、「申し訳あませんでした。」と言い残し帰っていった。

        

何の罪も無い原住民は全員消滅せずにすんだ。

この正義の味方は、何処の誰かはわからないが、広い宇宙に高度な文明の

パトロール船の一隻や二隻、きっと存在するのでしょう。

         

飛行物体に乗っている高度な文明人はつぶやいた。

「またC星からきやがったな。1回目来た時はマー大陸文明人で、

2回目来た時はアトランティー大陸文明人だったな。

聞いてなかったけど今回はどこの大陸からだったのだろう?

まぁ、後から調べるか。

C星の文明は発生してからある程度文明が進んだら必ずこの星を狙いやがる、

そのあと必ず、その大陸ごと文明が海に沈んでしまうようだな。

まぁ、この星はC星から一番近いからな、必然的に狙うことになるんだろうな。

そして、また今回の文明も大陸ごと海に沈むんだろうな。

歴史は繰り返すって言うからあな。」

          

と、つぶやいてその飛行物体は立ち去って行った。

        

      終わり        

                  

ここまで読んでいただき、ありがとう

ございました。

あまりおもしろくありませんでしたか。

ではまた考えます。

       

それでは、失礼します。

          

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