今日は一段と寒く感じました。
天気予報では、明日、明後日はもっと冷え込むようです。
夏の暑いのもかないませんが、このように冬寒い過ぎるのもちょっと~って
感じです。
結局、春秋くらいの適温が良いという事です。
さて、今日は六甲山のメジャーコースを紹介したいと思います。
私の主観たっぷりの案内ですので、これは納得と思われたところだけ参考に
してください。
六甲山メジャーコース
六甲山で一番人気が高いトレッキングコースは、阪急芦屋川駅から高座の滝を
経て山頂まで登り、帰りは有馬温泉に下るというコースです。
一般的なガイドブックには、どの本にもこのコースは初心者の方でも勧めと
なっています。
その通りなのですが、あまり安易に考えない方が良いと思います。
昭文社の山と高原地図、六甲・摩耶(48)に記載されているコースタイムは
3時間少々です。
この時間は休憩なしですから、休憩しながら歩くと、4時間はみておいた方が
良いと思います。
下りの有馬温泉まではコースタイムが70分くらいです。
昼食時間や休憩を合わせて6時間はみておいた方が良いコースですので、
決して楽ちんな、ハイキングではありません。
体重や性別年齢にもよりますが、消費カロリーも2500kcalくらいは消費する
でしょう。
2500kcalというと、とんかつ定食二人前分のカロリーです。
けっこう食べてもOKって感じです。
阪急芦屋川から高座の滝
阪急芦屋川駅からのスタートになります。
高座の滝までは、舗装路ですので、早く山道を歩きたいなと思いながら、
高座の滝に到着します。
ここが第一チェックポイントです。
茶屋と自動販売機があり、ここで飲料物を購入出来ます。
平地と一緒の価格です。
トイレはここの後は山頂近くの一軒茶屋迄ありませんので、
ここで済ませましょう。
高座の滝から風吹岩
始めにキビシイと感じるのはロックガーデンだと思います。
岩をよじ登らないといけませんし、鎖場(鎖の張っている所)もあります。
ハイキング気分で来た人はびっくりする方が多いと思います。
私も、初めて行ったときは「これを初心者向けといってよいのか」と正直驚き
ました。
ロックガーデンを登り終え10分くらい歩くと風吹岩に到着します。
ここが第二チェックポイントです。
風吹岩から雨け峠
ここから少し平坦な道を歩き、ちょっと体力が蘇た気になります。
そのうち、上り坂になりまたシンドク感じます。
そんなに危険な個所は無い山道を歩きます。
途中芦屋カンツリークラブ敷地内を横切ります。
ゴルフクラブにイノシシが入らないようにするためのアルミ製の扉がありま
すので、その扉を開けて敷地内を通過させてもらいます。
しばらく歩くとコンクリートで出来た丸太モドキの階段が出現します。
その階段を登り切ったら、雨ヶ峠に到着します。
第三チャックポイントです。
雨ヶ峠から一軒茶屋
ここまでで、けっこう疲れています。
休まず歩いてコースタイムで約2時間です。
山頂まではあと1時間少々かかります。
でもなんとか、2/3まで来ました。
全行程の中で、ここからの雨ヶ峠から一軒茶屋までが一番シンドク感じます。
疲れてきていますので、口数も少なくなってきます。
グループで行くと体力の差が顕著に表れ、バラバラ気味になります。
その時、各人が思っていることは、自分の身体を山頂に持って行こう。
との思いだけで歩いているので、平地ではどんなに気遣いができる人
でも、この状況下では気遣いができなくなることが多いと思います。
山に慣れたリーダー格がいると、バラバラになったグループをまとめることが
できますが、全員初心者で来てしまった場合は纏まるのがキビシイ状況だと
思われます。
そのな感じで歩いていると、やがて木製の小さな橋が見えてきます、それを
渡ると荒れたコンクリートの道になってきます。
ここまで来ると一軒茶屋まで5分ほどで着きます。
最後にカーブを曲がって直進すると、今まで木々で薄暗かった山道が急に
明るくなります。
そこに見えるのは、一軒茶屋の建物と石碑です。
そこで思わず記念写真を撮る人がけっこういます。
しかし、ここはまだ第四チェックポイントです。
まだ山頂ではありません。
一軒茶屋から山頂
山頂までは、あと10分足らずで到着します。
そのコンクリートの坂道を登るんですが、疲れた足と、鼓動が速くなっている
心臓にさらに最後の試練が課せられます。
しかし、視界が開け景色も良いので、テンションは上がってますので、
けっこう登れてしまいます。
ついに山頂に到着しました。
山頂標識前で順番待ちをして記念撮影をします。そして、昼食です。
山で食べるカップラーメンやおにぎりが格別に美味い。と思えます。
その充実感は最高です。
「苦あれば楽ありです。」苦労しで登って眺めは自動車で来た時の何倍も
感動します。この感動にハマった人は多いと思います。
山頂から有馬温泉
さて、帰りの下り道です。一軒茶屋でトイレを済ませておきましょう。
有馬温泉までの下り道は、登りの辛さに比べたら楽です。
しかし、疲れているので足をひねったりして怪我をしないように気を付け
なければいけません。
出来れば、下りはストックなどがあればより良いと思います。
下り坂を勢いにまかせて大股でドスドス歩くと滑りやすいですし、膝などを
痛める事になります。
多少シンドクても膝のクッションを利かせて、シズシズと地面を足の裏全体で
とらえて、小さい歩幅で歩くようにしたほうが滑りにくいですし、膝など
を痛めにくいです。
下りは、会話も弾みます。そうこうしているうちに、有馬温泉に到着です。
金泉に入るか銀せん泉にするか、時間がなければ無料の足湯がありますので
足だけでも浸かると、今までの疲れがどっときます。
「もう歩けません。」て感じになります。駅の階段を見るのも嫌になります。
この後は、みんなで食事会です。
こんな感じで、山歩きは本当に楽しいです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
それでは、失礼します。