山を歩きながら色々な事を考えます。
特に一人で歩いていると、考え事が多くなるような気がします。
その考え事の中で、若い頃は自動車で山に登ることはあっても、まさか自身の
足で山に登るなんて、そんな事一度も考えたことがありませんでした。
車やケーブルカーで行ける山は自身の足で登らないという方もおられますが、
低山を歩いていると、若い方も歩いてますが、けっこう中高年の方が
目立ちます。
私も含め、なぜ中高年になると山に登るのだろうか?考えてみました。
あくまでも、私はどうなのかという事であり、中高年の方が皆そうであると
言っているわけではありませんのでご了承願います。
自問自答し考えを掘り下げたつもりです。
その結果が下記です。
「日々身体的な衰えを実感する中高年になって、少し歩くとすぐくたびれる。
腹が出てきてズボンに入らなくなると、老化の実感をしない訳にはいか
ない状況になり、老いていく自身の身体がこのままどんどんダメなって
いく事へ恐怖を感じ始めた。
少しでも身体を鍛えて老化する速度を緩やかにしたいと思い。
街中を早足で歩いたり、自転車に乗ったり、できるだけ運動しようと心がけて
いたつもりだったが、なかなか続かない。
そんな時にタマタマ友人に誘われてやってみて、楽しいと感じたのが山歩き
だった。
山歩きなら、30分で終了ななんてこ事はまず無い、少なくとも2~3時間、
多い場合はその2~3倍くらい歩くこともある。
ボクシング、サッカーやラグビー等のようにハードではなく、自分の技量と
体力に合わせて山のコースを選ぶようにしたら、無理をせずとも続ける
ことができる運動であると感じた。
それで、自分の体力に合う歩けるコースで毎週楽しめる条件はというと、
車で行ける低山を歩くことが合理的である、との考えに至った。
山を歩いた後の達成感や充実感、気の合う仲間との飲食会などが山歩きの
楽しさを倍増させている。
その楽しさにより根本的な考えである老化に対する恐怖心からの回避行動
である事を忘れかけている状態で現在に至っている。」
自問自答した結果、私が山を歩いている正直な気持ちです。
カッコよく言おうと思えばもっと他の理由も考えられそうですが、
これが本音です。
要するに、私の山歩きは、「老化する事への恐怖心に対する回避行動」
という事になります。
理由がカッコ悪かろうが、何であろうが、楽しいと思えてるから、
いいんですけどね。
これからも楽しんで続けると思います。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
それでは、失礼します。