芦屋地獄谷ルートのご紹介をいたします。
ここは、中級者向けと言われています。
初心者の方は必ず経験者の方と一緒に行くようにしてください。
その前に、六甲山の誕生について少しご紹介いたします。
六甲山系誕生について
六甲山系は火山ではありません。中生代白亜紀の約1億年前に地中深い場所で
ゆっくり冷却したマグマで出来た花崗岩(御影石)で出来ています。
その周辺が約100万年前に東西に大きな力がかかり隆起していき、上に
押しげ られた地層が風化し浸食されて、なくなり地中のあった押し上げ
られた花崗岩が表面に露出しています。
表面に露出した花崗岩は地悪変動で圧縮された際に無数の亀裂がはいり、
そこに雨が侵入することによって非常にもろくなっております。
万物相エリアは、そのもろい花崗岩で構成された美しい自然の芸術作品で、
芦屋地獄谷の通常ルートを進むと見ることができます。
芦屋地獄谷の通常ルート
芦屋地獄谷の通常ルートは滝を7、8ヵ所くらい登ると堰堤に突き当たります。
進行方向の右側に小便滝という看板のついた滝があります。
そこからは小便滝を右側に見て進みます。
暫く歩くと、A懸というロッククライミングができる壁に着きます。
この岩で登攀の練習をしてるところを時々見かけます。
A懸岩を左側の見てなおも進み続けますと、万物相に到着します。
そこからは中央稜線に合流する道がありますので、そこを登って合流地点で
左折すると風吹岩に行けます。
芦屋地獄谷の別ルート
小便滝から堰堤を超えるための高巻道が右にあります。その道を進むと滝を
登ぼり続けて風吹岩まで行けるルートもあります。
このルートは最後の方の道が不明瞭ですのでここを進む場合は気を付けて
ください。
このコースを進むと万物相などは見る事ができません。
美しい風化した花崗岩の自然の芸術作品を見たい方は、通常ルートを選択
してください。
それでは出発です
それでは出発です。
芦屋地獄谷は高座の滝の登山道から少し(ほんの少しで)登ってから
左側に下りる道がありますので、そこを下ると広場に出ます。
そこに、「切らないで サイレンが鳴ります」と書いているワイヤーを
切らないように、ソロ~とくぐります。
暫く歩くと、次々と滝が出現してきます。
これらの滝を登ります。
堰堤に到着です。(写真左) 小便滝です。(写真右)
小便滝の看板です。(写真左) 小便滝を右に見て進みます。(写真右)
今回は、通常ルートを行きますので、小便滝からA懸の方向へ進みます。
A懸です。この日は誰も登攀の練習はしてませんでした。
A懸から暫く歩いたところです。
こんな感じのところを歩いていきます。
ここの道は人ひとりがやっと通過できる細い道です。
万物相です。
万物相からの景色です。
ご覧いただき、ありがとうございました。
それでは、失礼します。